長崎県・五島列島に話題のデザイナーズホテルがあるって聞いたけど、どんなところ?なんで五島列島にそんなホテルがあるの?!
はじめました、福岡在住の旅するライフスタイルブロガーErinaです。
2022年秋の連続小説ドラマ「舞いあがれ!」のロケ地として話題を集めている長崎県・五島列島。
今回は、五島列島の中でも一番大きな福江島に2020年5月に新しくオープンした島唯一のデザイナーズホテルhotel souについて紹介します。
実は今回の旅で私は他の宿泊施設を予約していたのですが、滞在中にhotel sou管理人の桑田さんに偶然お会いすることができ、気になっていたホテルを直接関係者の方にご紹介していただける機会に恵まれました。
そこで、今回のブログでは、桑田さんからお伺いしたお話も交えながら、
- hotel souへの行き方
- hotel souのお部屋紹介
- hotel souの特徴3つ
を写真多めに紹介したいと思います。
ぜひこのブログを読んで五島列島に行く際の参考にしてください。むしろ、「hotel souに宿泊する」を旅の目的にして五島列島に行くのもいいかもしれません。
もくじ
【アクセス】hotel souへの行き方
hotel souは福江港から徒歩8分または福江空港から車で8分ほどの商店街から少し離れた住宅街の中に突如位現れます。
フェリーで行く!
フェリーは長崎または福岡・博多から便が出ています。
私は博多港からフェリーで行ったのですが、博多港発太古フェリーの便は深夜帯出発で翌日朝一に福江島に到着するので、金曜日の仕事終わりにも行きやすいです。
金額(片道) | 時間(片道) | |
博多〜五島・福江島 | 4,930円〜 | 約8時間30分 |
長崎〜五島・福江島 | ジェットフォイル:7020円〜 フェリー:3950円〜 | 1時間25~50分 3時間10~55分 |
飛行機で行く!
時間がない方や、関東の方から行く方は飛行機で五島つばき空港を利用するのもおすすめです。
時間 | |
福岡空港〜五島つばき空港 | 約40分 |
長崎空港〜五島つばき空港 | 約30分 |
金額は時期によって変動すると思いますが、シルバーウィークの連休中は五島つばき空港〜福岡空港間の片道金額は約1万円ほどです。
hotel souのお部屋タイプ
hotel souは全室3部屋だけのこだわりが詰まったデザイナーズホテルです。今回は桑田さんのご好意でゲストチェックイン前に2階の2部屋を直接案内いただきました。
hotel sou 201号室
定員2名の広さ25.2㎡の広々としたお部屋。ベランダと室内にはカウチスペースがあり全体的にゆったりと過ごせるお部屋になっております。
窓際には湯船とシャワースペースがあり、窓を全開にして夜風を感じながらの長風呂は最高そうです。
ちなみに、アメニティ類はジョンマスターオーガニックの商品が使われています。
シャワーブースも併設されておりますが、左側に見える木製の部分はなんとトイレブース!!
当初、職人さんたちには「すぐカビが生えるよ」と心配されていたそうですが、島の材料で作ることで地産地消と島に雇用を生み出すことも意識されたそう。
hotel sou 202号室
2階のもう1部屋は、定員1名の広さ14.4㎡のコンパクトなお部屋。
部屋にはセミダブルサイズのベッドが1台あり、コンパクトながら水回りが開放的にまとまっていることで狭さを感じない作りになっています。
住むように旅したい方には、こちらのお部屋に連泊で滞在されるのがよさそうです。
hotel sou 301号室
今回、すでにゲストの方が先にチェックインされており見学は叶わなかったのですが、一番有名なのが3階に1部屋だけ用意されているこちらのお部屋。(お店できなかったのでということで後ほど写真データを提供いただきました、、本当にありがとうございます><!)
この角度の写真はSNSでバズったことで見覚えがある方も多いのではないかと思いますが、植物との共存が植物好きにはたまらないです。
3階のお部屋は定員2名、広さ32.6㎡に22.4㎡の広々とした海の見えるルーフバルコニー付きのお部屋。
夜風にあたりながらルーフトップでチルな夜を過ごすのにうって付けです。
こちらのお部屋も窓際にシャワーとバスタブが用意されているので、窓からの自然光を浴びながらの朝風呂&朝シャワーは1日のはじまりをよりよいものにしてくれる気がします。
今回、3階はすでにゲストの方がすでにチェックイン済みで見学は叶わなかったので、次回五島に来る際は3階のお部屋に宿泊したいなと思います。
hotel sou特徴①|有名建築家谷尻誠氏により建築デザイン
日本国内からではなく、海外からも注文を集めるhotel souは今話題の日本人建築家・谷尻 誠氏による建築デザイン。
お恥ずかしながら個人的には、2021年の1月に放送された「世界一受けたい授業」で初めて谷尻氏について知りました。ただ、福岡県民ならみんなが知っているアクロス福岡の建築も担当された建築家さんと知り一気に身近に感じました。
その他にも、東京・渋谷にあるKoe Hotelや広島・尾道のU2なども谷尻氏が担当されたそうです。
そんな谷尻氏が思い通りに設計されてhotel souのbefore/after写真がhotel souさんの公式Twitterで紹介されていました。
before after pic.twitter.com/xva30F3gmI
— hotel_sou (@HotelSou) August 23, 2021
私は建築は好きですが詳しいことはわからないながらも、アクロス福岡との共通点として植物と建築の共存がどちらも素敵だなと思います。
この植物を全面に出すスタイルは谷尻氏がhotel souの隣にある老舗の喫茶店「こふひいや」の壁をつたう蔦を見て連想されたそうです。
今では、こふひいやの蔦とhotel souの植物がお互いの建物を行き来するように成長しており、日々成長する姿も愛おしいだろうなと思います。
hotel sou特徴②|人気グリーンデザイン集団SOLSOによる植物
そんなhotel souのもう一つの特徴が生い茂った植物たちですが、こちらは東京のグリーンデザイン集団SOLSOによるもの。
植物好きにとして、SOLSOさんのショップはSOLSO FARM、SOLSO PARK、SOLSO HOME、BIOTOP NURSERIESと制覇しているので、今回もSOLSOさんの作品を見ることができて幸せでした。
オープン当初から特に手入れなどは必要なく自然のまま育てているそうで、その姿もまた素敵でさすがのデザイン力。
hotel sou特徴③|島のものを意識
201号室にあったトイレブースをはじめ、室内にある家具は地元の職人さんたちに島で取れる材料作った特注のものを利用されています。
こうやって、島内での地産地消や新しい雇用を生み出す姿はホテルという枠を超えたhotel souの存在価値につながっているのだと思います。
ちなみに、ホテル清掃も島のシルバー人材にお願いされており島内での雇用の生み出し、そしてhotel sou目当てで福江島を訪れる観光客が増えていことを考えると、このホテルが福江島に果たす役割は大きそうですね。
hotel souオーナー桑田さんとの出会い
hotel souの紹介ブログいかがでしたでしょうか?
五島列島は、まだ観光客にそこまで知られておらず、NHKの朝ドラが始まるとより盛り上がりが期待される島です。
現在もすでにホテル建設が進んでいるらしく、五島が盛り上がっている勢いをふつふつと旅中に感じることができました。
そして、そんな勢いを作る一人が今回ご案内いただいたhotel souオーナーの桑田さんだろうなと漠然と感じた出会いでした。
桑田さんは、hotel souの他に、島で学童保育やカフェ「ソトノマ」の運営などさまざまなことに挑戦されている方で、実は、hotel souのオーナーさんと知る前に、ソトノマでランチした際に接客いただいておりました。
桑田さんは長崎県の対馬出身で東京でファッション業界で長く働かれた後に地元長崎にUターン。
今後は五島の他にも、対馬や壱岐島などでも面白いことをしていきたいとのことで、これから長崎の島々がより魅力的になること間違いなしかと思います。
福江島唯一のデザイナーズホテルhotel souの詳細
ぜひ五島列島に行かれた際はぜひhotel souでの宿泊を検討してみてください。
また、宿泊しなくても素敵な島での出会いを作って、失礼のないようにお願いすればタイミングが合えば案内も可能かもです?!
太古フェリーの船内は、電源・Wi-Fi設備もついており、シャワーやトイレはとても綺麗なので綺麗付きな方にもおすすめです。