旅費を安く抑える上では、大部分を占めることになる航空券代をどれくらい安く購入できるかは鍵になりますよね。そこで、今回は私が実際に昨年の夏にハワイ旅行に行った際に、JALの直行往復航空券を定価の半額で購入し、実際に乗ってきた話をまとめたいと思います。
マイレージで購入するのは航空券を安くする一つの方法ですが、この頃はJALはマイレージの条件が改悪されてマイレージがたくさん必要になったり、そもそもハワイ・ホノルル線は人気路線だから旅行の1ヶ月前に、しかも私のようなハイシーズンに行きたい場合は結構取るのが難しかったりします。
海外発着の航空券を購入する
もったいぶらずに先に答えをいっちゃうと、今回の方法は「海外発着の航空券」を購入したのでした!この方法はアメリカやヨーロッパなどの日本から通い目的地に行く上で結構金額が変わってくるので試してみてくださいね。ちなみに、私は、スカイスキャナー で購入しました。
では、早速具体的な金額と実際にどのような旅程で旅をしたのか詳しく書きたいと思います。
ハイシーズンJALハワイ直行便:103,779円
航空券代内訳
羽田ー仁川片道Peach航空券 17,930円
ソウルーホノルル往復JAL航空券 85,849円
今回の合計の航空券代は、103,779円!
前提条件として、私がハワイにいったのはお盆開けの土曜日から次の日曜日。お盆にかぶっていないとはいいつつも夏休みのど真ん中でハイシーズン真っ只中、しかもこの航空券を購入したのが出発の約1ヶ月前というまぁまぁ直前のタイミングでした。この条件でしかもJAL便でのハワイ旅行としては安くないですか?しかもこれ、ハワイだけではく韓国にもいけちゃうのです!本当に金額だけを条件にしたら、多分中国乗り継ぎでハワイに行く方が安かったりすると思うのですが、JAL便でしかも韓国旅行もできてこの値段なら私はこっちの方がコスパがよくお得だと思いました。
今回の航空券購入のコツでもある「海外発着の航空券を買う」ですが、以下の旅程を見てもらったらわかる通り私はソウル発ホノルル行きのJAL便を購入したのです。つまり、韓国→日本(乗り換え)→ハワイの往復航空券を買うです。この場合、韓国から乗る必要があるので別途個別に韓国行きの航空券を片道分だけ買いましたがLCCだと結構安く帰るのでその分の航空券代を合わせてもJALの公式HPで日本発着のハワイ便を買うより断然お得です。なんなら、「ハワイ旅行だけではなく、韓国旅行もついてむしろお得!」ぐらいの考え方でいれれば最高ですね。
8月16日(金)羽田ー仁川 1:55 – 4:25
8月17日(土)金浦ー羽田 12:00 – 14:10
(羽田ー成田乗り換え)
8月17日(土)成田ーホノルル 20:40 – 9:20
8月17日〜24日:ハワイ満喫
8月24日(土)ホノルルー成田 15:20 – 18:30+1
8月26日(月)(羽田ー金浦 8:25 – 10:45)
メリット
ちなみに、この日本の乗り換えなのですが、羽田空港について成田空港に乗り換えという普通だったら面倒くさい旅程なのですが、東京在住者にとってはむしろありがたい!日本で空港間の移動があるので、荷物も一度受け取り自分で再度チェックインし直すことになります。この乗り継ぎの間に一度自宅に帰ってパッキングをし直したり、シャワーを浴びたりと身支度ができるのです。
今回私はできるだけ航空券安くするため最初の東京ー韓国間の片道航空券はLCC の格安航空券で購入し、最大8キロの機内持ち込みの手荷物のみで韓国に行ったので(なんなら行きは本当お財布とパスポートぐらいしか持っていかなかったので2キロなかったw)、この乗り換えのタイミングでハワイ用の大きなスーツケースを持って、成田空港に向かいました。韓国でたくさん買い物して韓国ー日本の帰りの便で荷物を預けたとしても一度荷物を受け取り、自宅でパッキングし直し、ハワイ用の荷物で再度成田空港でチェックインが可能なのです。
また、今回、私は最初の韓国旅行でも観光をしたかったので約31.5時間のソウル滞在でしたが、本当に乗り継ぎだけのためなら8月17日の朝一の便で韓国に行き、空港から出ずに再度日本線チェックインすることもできます。もしくは、2、3日は韓国を楽しみたい方はもっと早く韓国に向かうことで調整もできるのでオススメです。
注意する点
「荷物が途中からチェックイン可能なら、人間も成田から搭乗すること可能なんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、航空券の場合、同じチケットで買った航空券は一つの路線を乗らなかった場合その後の路線が全てキャンセルになるのです!
なので、もし最初の金浦ー羽田路線を乗らないと次からの成田ーホノルル、往路のホノルルー成田、羽田ー金浦路線の予約は全てキャンセルです。ただ、これ次に乗る路線がなければキャンセルされても関係ないですよね。
上の旅程で最後の羽田ー金浦路線を()表記したのは、私この路線を乗らなかったのです。もし乗ったらまた韓国ー日本の帰国便を別途個別に買う必要があるのでお金がかかってしまいます。私は、この最後の路線はホノルルでチェックインする際にキャンセルをお願いしました。そうすることで、ホノルルー成田便でこの旅行は終わりです。ちなみに、このやり方問題はないのですが、もちろん航空会社が推奨しているわけではないので、自己責任でお願いします。
さいごに
「なぜ飛行機の乗ってる回数、時間、距離は長いのに料金は安くなるの?」と疑問に思う人も多いかと思いますが、これは航空券はどの国から出発するかで料金が結構変わってくるからなのです。発着地が日本の場合、「お正月」、「ゴールデンウィーク」、「お盆」、「シルバーウィーク」などが長期休暇のタイミングで航空券の金額も高騰します。しかし、これは発着地の国の休みとは関係ないため、今回のように日本発便はお盆休みで航空券が高かったとしても韓国発にすることで乗る回数が増えても相対的には金額が安くなることがあるのです。
また、私が行ったタイミングはちょうど日本の商品の不買運動が起こっていたタイミングでもあったので、日本人にとってJALはナショナルフラッグで需要も高いため値段が高くなりがちですが、韓国人にとっては逆に不人気のエアラインで値段も安くなっていることも考えられると思います。
ちなみに、このやり方を使えば日本乗り継ぎが難しくなるかもしれませんが、ソウル以外にもバンコク発なども可能です。ぜひ航空券を探すときに出発地日本のデフォルトを少し変えて検索してみると安い航空券が見つかるかもしれませんよ。